入局希望の方へ
皮膚科医としての一歩に、
こんな想いはありませんか。
皮膚科を専門として、じっくり深く学べる環境で研鑽を積みたい。
医局の雰囲気や研修の内容を、入局前にしっかり知っておきたい。
臨床も研究も、どちらも諦めずにキャリアを築いていきたい。
熊本という地域に根ざして、長く医療に携わっていきたい。
その想いに、大学病院ならではの環境で応えます。
当講座の特徴



診療・教育・研究、そのすべてが
ここにはあります。
幅広い皮膚疾患の診療、手術・皮膚病理、研究活動まで。県内唯一の大学病院だからこそ経験できる皮膚科医療の全体像が、あなたの成長の土台となります。
専門性の高い皮膚科診療
大学病院として、幅広い皮膚疾患の診断・治療から再建手術まで、専門性の高い医療に取り組んでいます。多様な症例に触れられる環境が、確かな臨床力を育てます。
充実の教育・研修体制
経験豊富な指導医のもと、一人ひとりの志向やライフステージに合わせた研修を大切にしています。皮膚科医としての基礎から専門性の深化まで、段階的に学べます。
病態解明に挑む研究活動
皮膚病態の解明と新しい治療法の開発を目指し、研究活動に取り組んでいます。臨床で生まれた疑問を研究につなげる、大学講座ならではの環境があります。
関連病院とのネットワーク
熊本県内の関連病院と連携し、医師の派遣・勤務を通じて地域の皮膚科医療を支えています。大学と地域、双方のフィールドでキャリアを描けます。
研修プログラムとキャリアパス
皮膚科研修の具体的方略ならびに入局してから学位や専門医資格を取得する流れ(キャリアパス)をご紹介します。
研修プログラム概要
当教室の後期研修プログラムは、医師免許を取得して2年以上経過した者を対象とし、皮膚科専門医取得を最低限の目標としています。さらに、専門医取得のための研修と同時に、研究活動も行うことが可能で、大学院へ進学し学位の取得を目標とすることになります。入局後、最短5年で専門医と学位の両者を取得することも可能なシステムとなっています。
1.特徴
皮膚科専門医、皮膚悪性腫瘍指導専門医取得に必要な手技を学ぶことができます。 特に皮弁術や悪性腫瘍の手術手技の指導体制が確立しており、単純な切除のみではなく、局所皮弁術やリンパ節廓清などを習得することも可能です。
さらに膠原病患者などの全身性疾患の入院患者数が近年急速に増加しており、どのような疾患にも対応できる診療体制が取られています。九州一円をはじめとして全国より紹介患者を受け付けているため、まれな疾患を含む多彩な症例を経験することが可能です。
2.目標と評価
皮膚科専門医の取得および学位(博士号)の取得が目標であり、それをもって研修の評価としています。当教室は、日本皮膚科学会認定専門医主研修施設です。さらに、アレルギー専門医、皮膚悪性腫瘍治療指導専門医、美容皮膚・レーザー治療指導専門医、がん治療認定医などの資格取得が可能です。
皮膚科専門医は、 日本皮膚科学会認定専門医研修施設において5年間以上研修し、学会発表、論文、講習会の単位を満たした後に皮膚科専門医試験を受験することができます。皮膚科専門医試験は合格率約70%の難関です。
3.研修責任者
責任者:福島 聡
4.定員と入局状況
熊本大学皮膚科・形成再建科教室における、過去の入局実績は以下の通りです。
(名)
5.待遇
給与:熊大病院における給与(年額:約400万円)以外に週1回程度の外勤(1日4~7万円程度)業務が可能です。後期研修1年目は基本的に皮膚科診療以外の健康診断や献血業務に派遣しています。2年目以降については、皮膚科・形成外科施設への派遣を行っています。
当直:当初は1月に2~3回程度、皮膚科・形成再建科病棟当直を行ってもらいます(当直手当支給あり)。
休み:基本的には土日、祭日は休みですが、受持患者の状態によっては、休日出勤もあります(時間外手当支給あり)。
皮膚科研修
皮膚科専門医になるための基本的知識及び技術を身につけることができるプログラムです。
外来
- 初診患者の診察
- 皮膚生検、縫合手技の習得
- 再来患者のフォロー
- レーザーや光線治療など、皮膚科独自の治療法習得
入局当初は、経験を積んだベテランスタッフの陪席で診察を一緒に体験すること、さらに指導のもとで皮膚生検などの処置を学び、自身のスキルアップができます。
また、プログラム3 年目以降では再来患者の主治医として外来診療を受け持つことができます。手術後の患者の経過を追うことは非常に大切なことです。
これらの積み重ねにより、医師としての自信を深めていくことができます。
このように、早い段階で外来診療を体験できることが当科の魅力です。
病棟
- 主治医として診療を行う
- 症例カンファレンス、病理カンファレンス
- 抄読会
当科は専門医が病棟医長、副病棟医長、手術医長として全体を指導します。さらに、卒後5 年以上の医員が指導医として直接新入局員を指導する屋根瓦式の教育体制をとっています。
グループ制をとっていて、不安がある時などはすぐに上級医に相談できるため、不安なく質の高い研修を進めることができます。
また、皮膚科医にとって必須である病理についても、毎週のカンファレンスで症例を担当することで知識、スキルが身につきます。
手術
- 豊富な症例数
- 植皮術や皮弁形成術を学ぶ
- 外来小手術を学ぶ
年間400 例以上の手術があり、半数程度が全身麻酔の手術です。
入局当初は主治医となり、手術助手を務めることで手術手技を学びます。
半年程度経過すると、植皮術や皮弁形成術者となることも充分可能です。
プログラム2 年目以降は、大学病院で身に付けたことを基礎として、関連病院で様々な手術を経験することができます。
大学院進学
- 博士号を取得
- アカデミックな素地を身に着ける
当科は臨床研究、基礎研究に力を入れています。特に皮膚科領域では難病が多く病態の解明、治療法の開発は皮膚科医の重要な責務です。
多くの医員が大学院に進み、上級医の指導の下、一から研究の手法を学びます。
そしてその研究成果を論文化し、海外学会で発表しています。
博士号取得はもちろんのこと、病態、メカニズムを深く考えることで、これまで見えなかったことが見えるようになり、臨床力も向上します。
医学の進歩、患者さんの健康、幸せのため日夜研究に励んでいます。
学会参加
- 大学院の研究成果を海外学会で発表
- 海外留学も希望に応じて可能
当教室では、国際学会の空気に触れて最新の知識と幅広い視野を持つ医師に成長してもらうため、大学院での研究成果を積極的に海外で発表してもらっています。また、大学院への進学を考えている若手にも同行してもらい、先輩が発表する姿を見てもらいます。2026年はハイデルベルクで行われたヨーロッパ研究皮膚科学会に参加しました
進路
- 個人の希望に沿った、柔軟な進路選択
希望によってプログラム2 年目以降は、(1) 大学院への進学、(2) 関連病院での研修、(3) 大学病院での医員→助教、として勤務します。
また、大学病院での勤務については、ICU および救急外来への出向も可能です。
研修の全期間を通じ、日本皮膚科学会、同西部支部総会、同熊本地方会、日本研究皮膚科学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、日本癌学会、日本乾癬学会、その他の関連学会などで演者として演題を発表し、日本皮膚科学会誌を始めとした皮膚科関連の雑誌に論文を投稿することができます。
到達目標
医師として
- 患者と十分な信頼関係を築くことができ、医療スタッフとも円滑な人間関係を築き、診療行為をスムーズに行うことができる。
- 患者から必要な情報を的確に聞きだすことができ、他の医師が見ても理解できるようにカルテに記載できる。
- 点滴・採血・血圧測定といった基本的な医療行為ができ、手術室への入室・手洗いがスムーズに行える。
- 診断書の意義、法的重要性を理解し、適切に作成できる。
- 医療保険制度を理解し、保険制度に則した適切な診療を行うことができる。
皮膚科専門医として
- 記載発疹学:皮疹を適切に記載し、他の医師に伝えることができる。皮疹からその病理を予見し、鑑別診断を挙げることができる。ダーモスコピーでの所見を適切にカルテに記載できる。
- 検査法:皮膚科の検査(皮膚描記法、硝子圧法、貼付試験、スクラッチ試験、MED 測定、顕微鏡的微生物検査、細菌(真菌)培養、皮膚エコー、皮膚ドップラー、蛍光抗体法など)を理解し、独力で実施できる。
- 皮膚病理学:正常皮膚の構造を理解し、皮膚病理所見を適切に記載できる。また、色々な皮膚疾患の病理組織像を理解し、病理診断を行うことができる。
- 皮膚外科学:皮膚生検、皮膚リンパ節生検、筋生検を独力で適切に行うことができる。皮膚の腫瘍切除術を独力で行うことができる。皮膚移植術、皮弁形成術を術者として行うことができる。
- レーザー治療法:レーザー治療の理論的裏付けを理解し、適応疾患の診断ができ、かつ適切な治療を行うことができる。
- 光線療法:紫外線、赤外線などの電磁波の性格を理解し、皮膚疾患の治療を行うことができる。
キャリアパス
入局後、学位や専門医資格を取得する流れをご紹介します。
当科では医局員の価値観や希望を重視しており、こちらに示したのはあくまでも1例です。
この間に出産、産休を経てその後復帰する医局員も多数います。
スケジュール
大学病院の1週間と、医局の年間行事をご紹介します。
週間スケジュール
病棟カンファレンス
受け持ち患者についてグループ内で病状確認および治療方針の検討をします。
抄読会
担当者が英文論文を抄読し、英語の文章に親しむ訓練をしています。
手術検討会
前週の手術のプレゼンテーションおよび検討。入院患者の手術前検討などを行っています。
病理組織検討会
前週に皮膚生検を行った患者さんについて病理所見および臨床所見についての検討会を行っています。
症例検討会
興味深い症例についてのプレゼンテーションおよび検討を行い、医局員で症例に関する知識の共有に努めています。
研究報告会(月1回程度)
月に一度、担当を決めて研究テーマについてのプレゼンテーションを行っています。
短時間勤務制度
子育てをしながら働く医師を積極的に支援するための制度です。
1.概要と背景
当科には他科に比べ女性医師が多数在籍していることもあり、子育てしながら働く医師を積極的に支援しています。 すなわち、それぞれのご希望に応じて、非常勤医師としていわゆるパートタイム/短時間勤務が可能なシステムを設けています。週に1回3時間から勤務可能で、時間給が支払われます。
特に女性医師はある時期、妊娠、出産、子育てからフルタイムでの勤務が困難となる場合があります。しかし、その間仕事へのキャリアを切らないことが、診療技術の維持、サブスペシャリティ研鑽、フルタイム勤務への復帰に関して大切であると考えています。
2.対象
大学病院では、以下の様な例を対象にしています。
- お子さんを養育する医師
- 要介護状態にある対象家族を介護する医師・・・など。
3.その他
上記制度に加え、当直や時間外勤務をすることなく正規職員として勤務できる関連病院のポストを有しています。可能な限りライフプランに合わせたキャリアの構築をお手伝いしたいと考えています。
見学のお申し込み
お問い合わせ
医局見学・入局について
ご興味のある方は遠慮なく下記までご連絡ください。
また、入局や見学に関するご質問等も下記にて受け付けております。
連絡先
〒860-8556 熊本県熊本市中央区本荘1丁目1番1号
熊本大学大学院生命科学研究部 皮膚病態治療再建学講座
TEL:096-373-5233 / FAX:096-373-5235
E-mail:derma.prs.ku@gmail.com